2018年3月7日水曜日

色 colors




日本語では「色(いろ:iro、シキ:shiki、ショク:shoku)」
と読まれます。

音読みの一字の読み方は、
仏教的な色合いが強く、「目に見える存在」。
つまり物質的存在という意味です。

真言密教では、五色(ごしき)に分けられ、
如来の姿の一つ一つを表しています。

漢字の成り立ちは次の通りで、

字の成り立ちは、ちょうど、
男性が女性を後ろから抱きしめている形です。

この形と、
紅潮してゆく女性の顔が暗闇から、
明らかにあらわれることから、

「いろどり、つややか、けしきばむ、うつくしい」
などという意味で使われるようになりました。

色っぽいとは、この辺りからきているようです。

「あきらか」であること。
すなわち「実体、現象」をいいます。
と、考えると、前述の仏教的な背景もあることが伺えます。

「色情」などと使われることもありますが、
行き過ぎると、これが毒となって人間の中に蓄積し、
悪い結果がもたらされると言われますが、

人間としての生業には、必要なことでもあります。

仏教が伝えることとは、
いたってシンプルで、

「ほどほど」

ということなのですが、、、。

僕にもこれがなかなか難しいんですよね。